映画から学ぶ

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昭和を支えた企業戦士の物語。?映画『沈まぬ太陽』

毎月1日は映画の話。今回は山崎豊子原作の話題作『沈まぬ太陽』。概略:『白い巨塔』『華麗なる一族』の人気作家・山崎豊子が綿密な取材の基に書き上げた渾身のベストセラー巨編を壮大なスケールで映画化した社会派ヒューマン・ ドラマ。激動の昭和30年代...
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さようならシネテリエ天神。

毎月1日は映画の話なのだが、今日は残念なお知らせ。1988年のオープン以来、ミニ・シアターの代表的な映画館だった「シネテリエ天神」が10月12日(休)をもって閉館するそうだ。シネテリエでは、今年8月に「湖のほとりで」を観たのが最後。その後は...
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シンプルながら見応えあるアクションもの?映画『96時間』

今月の映画2本目は、フランス発サスペンス・アクション映画『96時間』。STORY:最愛の娘を海外旅行先で拉致された元秘密工作員の父親が非情な追跡者へと変貌、96時間というタイムリミットの中で、百戦錬磨のスキルを駆使しながら娘の救出に奔走する...
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誰もが悩みを抱えたまま生きている。?映画『湖のほとりで』

今日から9月。秋らしい映画と思って選んだのが、『湖のほとりで』。STORY:北イタリアの小さな村。ある日、湖のほとりでこの村の少女、アンナの他殺体が発見される。遺体の状況から顔見知りの犯行と推測され、村に越してきたばか りの刑事サンツィオは...
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心のドアをノックするのは誰だ??映画「扉をたたく人」

今月の映画、もう1本は「扉をたたく人」。昨日の「セントアンナの奇跡」が1940年代の黒人差別の話だったのに対し、こちらは9.11以降、移民(特にアラブ系移民)に対して異常なほどに冷酷になったアメリカの姿が浮き彫りにされています。↑「扉をたた...
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戦争において人間性を失わずにいることの崇高さ。?映画「セントアンナの奇跡」

今月選んだ2本のうち1本は戦争映画。アメリカにおける人種差別というテーマを一貫して描き続けるスパイク・リー監督の2時間40分超の長編。長いですが中だるみもなくラストまで一気に観させてくれます。ストーリー:社会派の名匠スパイク・リー監督が史実...
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愛の表現にもいろいろとある。?映画「愛を読むひと」

毎月1日は映画の話。今月の映画は「愛を読むひと」。いつもならサスペンスやSF映画を観ることが多いのですが、たまにはこんな映画もいいかなと。ただし、恋愛映画かなと思っていたらまったく違いました。かなり重たいテーマの映画です。ストーリー1958...
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人間の描き方で面白いかどうか分かる?映画「スター・トレック」

映画「スター・トレック」の話。40歳台でSFファンの方ならおそらく一度は見ているはずであろう「スター・トレック」シリーズ。しかしながらなぜか私の場合は今まで観るタイミングを逃したままでした。なので、今回「スター・トレック」の映画の話を聞いて...
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ご利用は計画的に。?映画「お買いもの中毒な私!」

全く期待せずに観た映画が意外にも面白かった時って得した気分になりますが、今回観た「お買いもの中毒な私!」がまさにそう。STORY:ショッピング中毒のヒロインが騒動を繰り広げるジェリー・ブラッカイマー製作のロマンティック・コメディ。ソフィー・...
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発展途上のインドの街の熱気?映画「スラムドッグ$ミリオネア」

昔のCMで「わんぱくでもいい。たくましく育ってほしい」というキャッチフレーズがありましたが、子供たちって大抵はほっといてもたくましいですよね。発展途上国のドキュメンタリー番組をテレビで観ていると、大人たちは貧困にあえいでいても、そのかたわら...
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ケジメなさい、男なら。?映画「グラン・トリノ」

映画「グラン・トリノ」の話。クリント・イーストウッド演じるのは、朝鮮戦争の帰還兵として心に傷を負ったまま、今の世の中と折り合いをつけられずに生きている頑固一徹の老人。しかし、隣に引っ越してきたアジア少数民族の家族と交流していくうちに頑なだっ...
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弱い立場こそ戦略が必要。?映画「レッドクリフ PartII」

昨日に引き続き、今日も映画の話。「レッドクリフ PartII」。事業を行なう立場ゆえ、しかも個人事業主という超零細企業なので、弱い立場のものがいかに戦うかという話には非常に興味を持ちます。この映画も監督が大好きなジョン・ウーだからとか、ヒロ...
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ありえない設定なので逆に本質が見えてくる映画の話。

毎月一日は映画の話。今日観た映画は「ベンジャミン・バトン」 。生まれた時は老人で、成長するにしたがって若返っていく数奇な男のストーリー。余りにも突飛な設定なのですが、だからこそ、生きることや老いることの核心が見えてくるように思えました。ブラ...
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生と死、善と悪、2つの映画。

今日は月イチの休みの日で、いつものごとく映画館へ。ちょうど昨年見逃していた「おくりびと」と「ダークナイト」が再映になっていたので、今日はこの2本にした。「おくりびと」は実はあまり期待せずに観た映画でしたが、とても良い映画でした。遺体を清め棺...
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2008年下半期に観た映画総まくり

昨日に引き続き、今年下半期に観た映画の防備録です。ラスベガスをぶっつぶせカジノのゲーム「ブラックジャック」は、超人的な計算力と記憶力があれば必勝できる─米国の超エリート大学MITの学生の実話だというから、恐れ入ります。大学教授役のケヴィン・...