ここでは経営や生き方のヒントになるような映画をピックアップして紹介します。
今回ご紹介するのは「ソーシャル・ネットワーク」。全世界でアクティブユーザー数13億人以上を誇るFacebook。その創始者であるマーク・ザッカーバーグがどのような経緯でFacebookを開発し、いかにしてここまで(映画のなかではユーザー数が100万人を超えるまで)のSNSに育っていったかを追った物語です。
〈あらすじ〉米国ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグは恋人にフラれた腹いせに、学校のコンピュターをハッキングして女子学生の顔写真をダウンロードし、人気投票サイトを立ち上げる。そのサイトはサーバーがパンクするほどの人気を集めるが、そんな彼のプログラマーとしての才能に目をつけたある学生たちが、彼に学内交流サイトの企画を持ちかける。しかしマークはその企画をもとに友人のエドゥアルドの協力を得て、学生対象のソーシャル・ネットワークサイトを立ち上げる。それは瞬く間に登録者を増やし、大学間を超えて急速に拡大していくのだった…。
〈みどころ〉物語は、Facebookが生まれた経緯を軸に、Facebookの当初のアイデアを盗られたという訴訟、友人のエドゥアルドが起こした株式割当に関する訴訟の2つの訴訟問題を折り込みながら進んでいきます。
実際のマーク・ザッカーバーグがどんな人物なのかは分かりませんが、映画のなかでは周りの人間ときちんとコミュニケーションが取れない人物として描かれています。それを見ると孤独な天才プログラマーという悲哀を感じさせるのですが、起業家として学ぶべきところは多くありました。
アイデアを形にするまでのスピード、「Facebookはクールなサイト」だというブランドイメージへのこだわり、どんなことがあってもサーバーをダウンさせないという顧客視点など。周りからみれば狂気を感じさせるほど没頭するからこそ成功を手にすることができるのだと思わせます。
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