SF映画のようでいて実は哲学的―映画『アフター・アース』

ここでは経営や生き方のヒントになるような映画をピックアップしてご紹介します。今回の作品は、1000年後の地球を舞台に、人間を襲う巨大生物と戦う親子を描いた『アフター・アース』です。

映画

<あらすじ> 西暦3072年。人類は地球を捨て、別の惑星に移り住んでいた。伝説の兵士サイファ(ウィル・スミス)は、息子のキタイ(ジェイデン・スミス)とともに宇宙遠征の任務に就いていたが、宇宙船にトラブルが発生し、変わり果てた地球に不時着する。キタイは、重傷を負ったサイファの代わりに帰還に必要な緊急シグナルを探しに行く。しかしそこには、人間の「恐怖心」を嗅ぎつけて襲ってくる危険な生物がいるのだった…。

<みどころ> 一見SF映画にしか見えないので、私もそのつもりで観ていましたが、実はこの映画のテーマはまったく別にありました。

それは「恐怖心とは何か?」ということです。

父サイファが恐怖心を克服した経験を語るシーンが印象的です。

「その時悟った。恐怖はまやかしで実在しない。恐怖がはびこる場所はたったひとつ。それは未来を思う私たちの心。恐怖を生むのは私たちの想像力。人は今起きてない事や将来起きるかどうかわからない事を考えては恐れている。無駄に恐れるというのはくだらないと思わないか。ひとつ誤解しないで欲しい。危険は実在している。だが恐怖は自分次第だ。人は未来に囚われ恐れる。あの日私はそれをやめた」

[char no=”2″ char=”S.Sonoda”]…ウ〜ン、なんともしびれる台詞です。 このサイファの台詞を言いたいがために、この映画の脚本を作ったのでは、と思えるくらいです。SF映画としてみると、イマイチな感じなんですけどね(笑)[/char]

この記事を書いた人
sonosho

株式会社ラクパ代表取締役。中小企業の顧客づくり支援家。【経歴】プログラマー5年、タウン情報誌編集者15年を経て、2006年に起業。2016年に法人化。主事業はニュースレター作成代行サービス。東証プライム上場企業から個人事業主まで延べ1,149号の制作実績(2024年2月現在)。近年はサイト制作にも注力。

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