このコーナーでは、株式会社ラクパのライター・城戸あづさが、心に留めておきたい言葉とのエピソードを綴ります。
「他人の目にどう映るかより、自分の目に何が映るか。」
あづさ
歌謡曲全盛期に生まれ「ザ・ベストテン」で育ちました。大学時代はニューミュージックが席巻。サザンやユーミンを毎日聴きました。大学ではキャンプサークルに入り、毎年夏は九重で過ごしましたが、大自然の中で大音量のサザンを聴く気持ち良さは一生モノでした。社会人になって洋楽にも興味をもち、まずはビートルズから聴き始めましたが、「この曲、サザンに似てる」などと言い、ビートルズの影響力を後から知る始末でした。
かくしてメジャーな曲ばかり聴いて育ってきた私が、今はアップルミュージックから配信される音楽を聴いています。スマホで音楽が聴けるからと入ったら、私宛てのプレイリストが毎週届くのです。全然知らない曲ばかり…でも聴いてみると、確かに好みなんです。これ誰?とアーティスト名を見るも、NabowaだのNulbarichだの読み方もわからない。「優れた才能の持ち主が世の中にはこんなにいるんだ」と新鮮でした。どうしてメディアに出ないんだろ、と思いましたが、今やテレビよりネットの時代。「他人の目にどう映るかより、自分の目に何が映るか」を追求する人が増えたのですね。
メジャーになることに囚われない若い世代に感化され、私もゴーイング・マイウェイ!と秋の空に思うのでした(笑)。
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