このコーナーでは、株式会社ラクパのライター・城戸あづさが、心に留めておきたい言葉とのエピソードを綴ります。
「他者から与えられたものは、いつか失われる。」
野口聡一
私の「一緒に呑みたい有名人」ランキング1位(笑)、野口聡一さんの著書『どう生きるかつらかったときの話をしよう』の中の言葉です。
あまりにもストレートなタイトルで、読んでいるところを人に見られたら、メンタルを病んでいると思われやしないかと、カバーを巻いて持ち歩きました。それこそ、野口さんが指摘する「他者の評価で、自分の価値を決める」行為です。
野口さんは宇宙から帰還後「自分はもう必要とされていない、存在する意味がない」という思いに悩まされ、約10年間も辛く苦しい日々を送ったそう。その間に当事者研究や様々な経験をし、たどり着いた答えは「他者からの期待や評価から離れ、自分の人生の方向性や目標を見出す」こと。自分が「何が好きで、何が大事で、何ができるのか」を考えて目標を見出し、取り組むプロセスを楽しんでほしいと説いています。
私は既に他者の評価に毒されていると思います。最近ではマルハラ論争を気にして、若い方へのLINEに句読点を打つか迷う始末…。この本との出会いをきっかけに、他者からの評価に左右されない、人生の目標を見つけようと思います。(あづさ)
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